代替馬 スピカシチー(カメルーンU) 第8戦


友駿愛馬第38号はマリアンヌシチーの代替馬。

マリアンヌシチーの代替はスピカシチー(カメルーンU)とアリエルシチー(フランスU)に振り分けられたが、父アドマイヤムーンに対する思い入れと早期にデビュー出来そうだったことからアリエルの打診を断りスピカシチーに交換して貰った。

思惑通り2歳7月の早期デビュー。小柄だし結果は諦めていたが、見どころのある末脚で芝でもダートでも6、7着は確保。


前走は交流戦に出走し、脚色劣勢ながらハナ差で凌ぎ切り優勝。

晴れて500万クラスに。

しかし、前走やこれまでの内容から上のクラスでは大敗必至。


ところが村山明調教師は次走桜花賞トライアルでの権利獲りを明言。

どこまで本気なのかはわからないが、とりあえず1つ勝ったわけだし、クラシックを目指す心意気には賛成。

もしかしたら相手なりに走るかも知れないし・・・(笑)。


前走後の2月9日にアカデミー牧場に放牧に出ましたが2月22日に帰厩しました。


3月3日 阪神11R 第19回 チューリップ賞 GV 3歳オープン 芝1600m 牝馬限定戦 国際に出走!!

11着/14番人気。

まあそんなもんだろう。

2頭出しだった同厩の馬には先着し、面目躍如。


レース回顧と時計の分析、レース後の国分優作騎手のコメント、

パドック写真多数付き現地観戦レポートを掲載。

(2012年3月12日完結)

2012年2月16日立ち上げ

●前走後アカデミー牧場に放牧に出ました

 2月14日に発表されましたクラブ公式HPスピカシチーの近況報告は次の通りです。

先週の交流戦後、アカデミー牧場へ放牧に出ました。村山師は「レース後、特に馬体に異状はありません。次走については阪神のチューリップ賞か、フィリーズレビューに登録して権利が取れればと思います」と話しています。

 ということで、前走後すぐの2月9日にアカデミー牧場に放牧に出されたということです。アカデミー牧場と言えば、同じ村山明厩舎でキャロ所属のアルドワーズが放牧に出されていたところですね。


 それはともかく、特筆すべきは気になる次走に桜花賞トライアルの名が出ているところです。最初見た時は”殿ご乱心〜”と思いましたが、いろいろと解釈できますね。


 1.チューリップ賞かフィリーズレビューに登録して”桜花賞”の権利が取れればと思います。

 2.チューリップ賞かフィリーズレビューに登録して”それらのレースの出走できる”権利が取れればいいと思います。

 3.チューリップ賞かフィリーズレビューに登録して”除外権”を取れればと思います。


 この3パターンです。


 1.でしたら私は逆に師を疑ってしまいます。だって、ダートの交流戦で脚色も劣勢でハナ差辛勝の馬ですよ。どこにこんなレースで好走してGTを目指す力がありますか。あるんでしたら最初から中央の芝の未勝利戦に使うべきですよね。

 2.が本命だと思います。基本1勝馬ですからこれらの桜花賞トライアルへの出走は抽選になるでしょう。しかも、かなりの狭き門だと思います。なので出走の権利を取りたいと。1つ勝った以上は可能性がゼロではない限りクラシックを目指すべきですし、桜花賞は無理でもトライアルで力試しというのは賛成です。能力的には通用しないと思いますが、ハナから諦める必要もありません。相手なりに走るかも知れませんしネ。

 3.もあり得ます。3歳500万は古馬500万と違い除外権がモノを言う抽選方式です。前走5着以内の優先出走権などありません。ですので、出走したいダート短距離のレースに出る為の除外権を取るというのならわかります。


 いずれにしても、村山明調教師はきちっとおっしゃっていたはずで、いつも1000文字の文を50文字に省略しているクラブ公式HPの担当者が今回も略しすぎて、我々所持者が右往左往しているのだと思います。もう、調教師の言葉を要約せずにそのまま書けばいいと思いますけどねぇ。一時よりもはるかに所属馬数が少ないわけですし。


 コロコロと気が変わる師ですから、どうなるかわかりませんが、次走は期待は低いとはいえ、楽しみです。

これ以降は2012年2月26日に作成

●2月22日に栗東トレセンに帰厩しました

 我らが愛馬スピカシチーは2月22日に栗東トレセンに帰厩しました。次走はチューリップ賞に登録し、出走可能なら出るということで、10日前には戻しておかないといけませんから、22日の帰厩でギリギリです。しっかし、いつもギリギリ10日前ですね。少なくとも本気で重賞を勝つ気はないでしょう。

●気になる特別登録表(3月3日 阪神11R チューリップ賞 GV)

特別登録表 3月3日 阪神11R 第19回 チューリップ賞 GV 3歳オープン 芝1600m 牝馬限定戦 国際

第1回登録完了馬 全20頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アプシンペル 54.0  2/04 エル OP 京都芝1600 11
イントゥザストーム 北村友一 54.0  2/11 未勝利 小倉芝1200
ウイングザムーン 飯田祐史 54.0  2/04 エル OP 京都芝1600
ウインミーティア 54.0  2/12 未勝利 京都ダ1800
エピセアローム 浜中俊 54.0 12/11 阪神 GT 阪神芝1600
ゴールデンムーン 秋山真一郎 54.0  1/15 紅梅 OP 京都芝1400
ジェンティルドンナ 岩田康誠 54.0  1/08 シンザGV 京都芝1600
ショウナンマオ 幸英明 54.0  2/19 未勝利 京都ダ1800 13
ジョワドヴィーヴル 福永祐一 54.0 12/11 阪神 GT 阪神芝1600
スピカシチー 54.0  2/07 交流 名古ダ1400
スピークソフトリー 武幸四郎 54.0  2/04 未勝利 京都芝1600 12
トーホウアマポーラ 54.0  2/18 こぶし5下 京都芝1600
ハナズゴール Cデムーロ 54.0  2/11 500万 東京芝1400 10
ヒーラ 四位洋文 54.0 11/05 ファンGV 京都芝1400 11
フクノハツヒメ 54.0 11/19 福島2OP 新潟芝1200 14 10
フライングバルーン 54.0  2/04 春菜5下 東京芝1400 11
フレイムコード 54.0  2/04 エル OP 京都芝1600
プレノタート 54.0  2/11 クイーGV 東京芝1600
メイショウスザンナ 武豊 54.0  2/19 セント5下 東京芝1800 17
ラシンティランテ 54.0  1/09 フェアGV 中山芝1600 15

フルゲート16頭のところに20頭が特別登録されています。

アブシンベル、イントゥザストーム、ウイングザムーン、ウインミーティア、ゴールデンムーン、ショウナンマオ、スピカシチー、スピークソフトリー、トーホウアマポーラ、ヒーラ、フクノハツヒメ、フライングバルーン、フレイムコードの獲得賞金400万の馬13頭で9枠を争うことになります。

これ以降は2012年2月29日に作成

●水曜日段階での出馬想定表(3月3日 阪神11R チューリップ賞 GV)

出馬想定表 3月3日 阪神11R 第19回 チューリップ賞 GV 3歳オープン 芝1600m 牝馬限定戦 国際 全13頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アプシンペル 佐藤哲三 54.0  2/04 エル OP 京都芝1600 11
イントゥザストーム 北村友一 54.0  2/11 未勝利 小倉芝1200
ウイングザムーン 飯田祐史 54.0  2/04 エル OP 京都芝1600
エピセアローム 浜中俊 54.0 12/11 阪神 GT 阪神芝1600
ゴールデンムーン 秋山真一郎 54.0  1/15 紅梅 OP 京都芝1400
ジェンティルドンナ 岩田康誠 54.0  1/08 シンザGV 京都芝1600
ジョワドヴィーヴル 福永祐一 54.0 12/11 阪神 GT 阪神芝1600
スピカシチー 国分優作 54.0  2/07 交流 名古ダ1400
スピークソフトリー 武幸四郎 54.0  2/04 未勝利 京都芝1600 12
トーホウアマポーラ 和田竜二 54.0  2/18 こぶし5下 京都芝1600
ハナズゴール Cデムーロ 54.0  2/11 500万 東京芝1400 10
ヒーラ 四位洋文 54.0 11/05 ファンGV 京都芝1400 11
フクノハツヒメ 藤田伸二 54.0 11/19 福島2OP 新潟芝1200 14 10

水曜日段階でフルゲート16頭のところに13頭が出馬想定されています。我らが愛馬スピカシチーの出走はほぼ確実です。

●追い切り情報(2月29日更新)

前走前 2月3日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.8
3F 39.0
2F 26.3
1F 13.4
ガーネットカラー(3歳未勝利)一杯に同入



2月26日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.1
3F 44.1
2F 30.1
1F 15.3


2月29日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 59.5
3F 43.4
2F 29.7
1F 15.3
イントゥザストーム(3歳500万下)一杯を0.2秒追走0.6秒先着
 2月26日、次走へ向け15−15で追い切られました。さて、登録しているチューリップ賞には出走できるでしょうか(抽選確率9/13)。

 2月29日、重馬場とは言え、一杯に追われて15−15程度の動きです。それでも同じレースに出走する同厩のイントゥザストームを後ろから追走して千切っているやんと思っていましたが、デイリー馬三郎では、スピカシチーが”伸び平凡D”、イントゥザストームが”意欲十分B”となんでやねんと思えるほどの評価の違いでした。単に追い切りの動きだけじゃなく、血統やその他のファクターも加味されている気がして気にいりません。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。追い切りの動きとしてはとてもとても重賞で走る馬のものとは思えません。いや、未勝利クラスでも失礼な程度の動きです

これ以降は2012年3月1日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月3日 阪神11R 第19回 チューリップ賞 GV 3歳オープン 芝1600m 牝馬限定戦 国際 全14頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アプシンペル 小坂忠士 54.0  2/04 エル OP 京都芝1600 11
イントゥザストーム 北村友一 54.0  2/11 未勝利 小倉芝1200
ウイングザムーン 飯田祐史 54.0  2/04 エル OP 京都芝1600
エピセアローム 浜中俊 54.0 12/11 阪神 GT 阪神芝1600
ゴールデンムーン 秋山真一郎 54.0  1/15 紅梅 OP 京都芝1400
ジェンティルドンナ 岩田康誠 54.0  1/08 シンザGV 京都芝1600
ショウナンマオ 幸英明 54.0  2/19 未勝利 京都ダ1800 13
ジョワドヴィーヴル 福永祐一 54.0 12/11 阪神 GT 阪神芝1600
スピカシチー 国分優作 54.0  2/07 交流 名古ダ1400
スピークソフトリー 武幸四郎 54.0  2/04 未勝利 京都芝1600 12
トーホウアマポーラ 和田竜二 54.0  2/18 こぶし5下 京都芝1600
ハナズゴール Cデムーロ 54.0  2/11 500万 東京芝1400 10
ヒーラ 四位洋文 54.0 11/05 ファンGV 京都芝1400 11
フクノハツヒメ 藤田伸二 54.0 11/19 福島2OP 新潟芝1200 14 10

騎手の太字は乗り替わり

●阪神芝1600mコース解説

 改装後の目玉コース。
 スタート地点はバックストレッチの中間からやや左寄り。長い直線が2本にコーナーが2回。外回りの京都芝1600mに似たコース形態となった。従来のようなスタート直後のカーブがなくなったことで、当初は枠順の有利・不利がなくなることが予想されたが、どうやら完全には解消されていない。最初の3コーナーまでは比較的馬群が固まったまま進むので、多頭数の外枠だと内枠の馬よりもだいぶ外を回らされるからだ。最後の直線(Aコース使用時)は外回りが474m。この点については従来との違いは大きい。追い出しのタイミングが最後の直線に入ってからでも間に合うようになったので、各馬能力を発揮しやすくなった。ただし、以前よりもペースが遅くなることが増えたので、直線は長いけれども差し・追い込みが不発というシーンも増えた。展開の読みがレース攻略のカギを握る。

有利な枠順 内〜中枠
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 枠順、展開
種牡馬ベスト
連対騎手ベスト
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒3
2歳未勝利 1分36秒4
2歳500万 1分34秒1
2歳オープン 1分33秒1
3歳新馬
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万
古馬1000万 1分35秒2
古馬1600万 1分34秒1
古馬オープン
新コースの為データ少なし 上記は実施された各数レース分の平均勝ち時計

●騎手は国分優作騎手 ほっさん評価「E」

 今回のスピカシチーの鞍上は国分優作騎手です。当初スピカシチーは抽選対象だった為に良い騎手を確保できなかったのはわかりますが、終わってみれば武豊騎手などが空いている状況。減量が生きない特別戦においてただの練習の為の騎乗のような気がしてなりません。

 もちろん、国分優作騎手が悪いとは言いませんが、減量の恩恵を受けられる平場なら、期待も大きいですが、重賞のような大舞台での騎乗経験は少なく、こういう舞台では非力に映ります。


 ほっさん愛馬への騎乗は今回が3回目ですが、セシリアシチーでは良い騎乗を見せてくださり、出走奨励金の貰える8着まで押し上げて貰えました。しかし、平場でしたし減量の恩恵があったことも事実です。


 国分優作騎手は関東所属だった2010年は年間3勝、勝率1.2パーセント、連対率5.9パーセントと低迷していましたが、2010年11月に栗東留学してから成績が上昇。そして2011年3月、関西の所属騎手には減量3キロの騎手が少なく重宝されることから栗東所属に変更。これを機に一気に成績は急上昇。

 2011年は45勝。勝率5.8パーセント、連対率12.5パーセントと成績も飛躍的に伸びた。環境が整いこれからの活躍が期待される。

 2012年はここまで(3月7日現在)8勝、勝率5.3パーセント、連対率7.3パーセントとまずまずの成績。



 国分 優作(こくぶん ゆうさく)、1990年12月27日生まれの21歳、JRA(日本中央競馬会)の4年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。所属はデビューは美浦の国枝栄厩舎だったが、2011年3月1日より栗東フリーに所属変更した。茨城県勝田市(現・ひたちなか市)出身。

 常用外漢字の使用に制約があるJRA公式ホームページ・新聞などでは「国分」と表記されるが、正しくは「國分 優作」。

 双子の弟・国分恭介も騎手。

 2006年4月に競馬学校第25期生として双子の弟・恭介らと共に入学。他に同期は丸山元気、松山弘平、小野寺祐太らがいる。2009年2月に競馬学校を卒業。その際、成績優秀者に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞した。

 同年、美浦トレーニングセンター・国枝栄厩舎所属の騎手としてデビュー。JRAでは柴田大知・柴田未崎以来13年振り2組目の双子騎手となった。

 初騎乗は2009年3月1日、中山競馬場第1レースのヒラボクドリームで、16頭立ての14着だった。同年4月19日、福島競馬場第5レースで7番人気ラレーヌデュバルに騎乗し24戦目で初勝利を挙げた。同期で勝利を挙げたのは、松山弘平、小野寺祐太に続き3人目。

 2009年は栗東の恭介が23勝に対し、優作は4勝。2010年は恭介が52勝に対し優作は3勝と、弟に大きく水を空けられる状況下にあったが、関西では減量騎手の起用に積極的であるという背景を考慮した当時の師匠である国枝の方針もあり、2010年11月より騎手としては珍しく「栗東留学」を行った。3キロ減の減量騎手ということから乗り鞍を集めた優作は徐々に勝利数も伸ばしはじめ、やがて「勝つまで乗せる」という調教師も現れるようになるなど栗東関係者より信頼を集めるようになる。国枝は「美浦に帰ってくるまでに10勝してこい」と優作を送り出し、当初は2月一杯で美浦に戻す予定であったものの、栗東で成果を出すようになった優作を呼び戻すことはせず、そのまま留め置くようになり2011年3月1日より栗東へ所属変更となった。


 2012年2月28日〜1日にカタールのアルライヤン競馬場で行われた「第1回カタール見習騎手招待競走」(計3レース)に日本から参加し、4、4、3着で13ポイントを獲得。16人中2位の好成績を残した。「勝つことはできませんでしたが、得るものは大きかったと思います。次に海外に行くときは見習騎手ではないレースに乗りたい」と声を弾ませた。優勝は22ポイントのザワリ(シンガポール)。


 「所属だった国枝栄厩舎では走る馬には乗せてもらえなかった。2010年には常に人気になるソルプリマベラを任されていて、成績は2、6、2、4着。同馬が小柄な3歳牝馬で力がつき切っていないこともあるが、3キロ減の恩恵があって勝ち切れていなかった。3キロ減(▲印)が重宝される栗東に来てチャンスが増えた。2011年は1番人気馬で[8・4・1・9]の連対率.390と優秀な成績を残している。単勝9230円、34830円と2つの大きな穴があった。立ち回りのスムーズさや追ってからの迫力はまだひと息。50勝を超えて減量が1キロ(☆印)になってからが正念場になる。領家政蔵厩舎では6勝して連対率が.412の好成績。湯窪幸雄、宮徹、加用正でも連対率が良い。」(佐藤祐樹元公営騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2009年 3月21日 エクストラシチー 500万下 中山ダ1200m 13着/11番人気
 2011年 4月 2日 セシリアシチー 3歳未勝利 阪神ダ1800m  8着/12番人気


2011年 4月 2日 愛馬セシリアシチーに跨る国分優作騎手。

これ以降は3月2日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「ヒモ穴注」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ジェンティルドンナ △△
スピークソフトリー △△
スピカシチー
ジョワドヴィーヴル
トーホウアマポーラ
ヒーラ
ウイングザムーン △△
ゴールデンムーン △△
ハナズゴール
フクノハツヒメ
エピセアローム
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ジョワドヴィーヴル 2.5
ジェンティルドンナ 4.1
エピセアローム 4.1
ゴールデンムーン 13.0
ウイングザムーン 15.3
中 略
イントゥザストーム 30.3
スピカシチー 33.7
アブシンベル 47.2
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
スピカシチー 59 58 59 53
ジョワドヴィーヴル 90 72 90
ジェンティルドンナ 91 65 68 91
エピセアローム 88 74 88 83


デイリー馬三郎

吉田順一 本紙の見解

「馬体を見ると、平たんマイラーと判断しそうなジョワドヴィーヴルだが、実戦にいくと背筋がゾクゾクする走りっぷり。スムーズなギアチェンジと、全身を使った大きなストライドは一流馬の証しだ。阪神JFよりは力を要す舞台だが、見た目以上にパワーがあり条件は不問。3連勝で桜花賞に挑む。相手は石坂勢だが、妙味は攻め絶好の○。」

◎ ジョワドヴィーヴル
○ エピセアローム
▲ ジェンティルドンナ
× ウイングザムーン
☆ ゴールデンムーン
△ スピカシチー

以下省略

おいおい、スピカシチーが本紙6番手評価になっているぞ。いいのか本当に。潰れてしまうぞ。



記者のコメント 芝では掲示板すらなく、交流戦でようやく勝ち上がった。相手強化の重賞挑戦では勝負にならない。



トレセン朝追い情報

ジョワドヴィーヴル
 坂路でしまいサッと出して1F14秒1。重たい馬場だったが、相変わらず柔らかみのある走りで好気配。体もスカッと仕上がり、態勢は万全だ。(↑)

ジェンティルドンナ
 坂路で軽め。中間に熱発する一頓挫はあったが、動きは相変わらずパワフル。ただ馬体の張りはシンザン記念に比べると少し劣る。(→)

エピセアローム
 浜中を背に坂路で軽め。集中力のある走りで駆け上がった。馬体の張りツヤが良く、初戦から能力全開の仕上がり。課題の気性面もいい落ち着きを見せている。(↑)

イントゥザストーム
 角馬場のみの調整。落ち着きがある中にもいい気合を見せており、気配は上々。引き続き好状態にある。(→)

スピークソフトリー
 坂路で軽め。いい集中力を保ち、テンポよく軽やかな走り。馬体もふっくら見せており、状態は良好。(→)

トーホウアマポーラ
 坂路で軽め。脚取りは軽やかだが、気配は取り立てて目立たない。上積みは薄い。(↓)

アブシンベル
 坂路で軽め。ピッチ走法でキビキビした脚取り。ただ気性面がフワフワしているし、走法からマイルは微妙に長い印象。(↓)

スピカシチー
 坂路で軽め。動き、気配ともに目立たず、少し手脚の運びも重たい。芝ではどうか。(↓)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

スピカシチー(1着)

 「小さいながらも直線は良く踏ん張ってくれました。今後は特別戦や重賞競走に登録して行きたいと思います。」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

スピカシチー

 「ダートで勝ち上がったけど、本質的には芝向きです。体もキープできているし、状態は良好。相手は一気に強くなるが、少しでも時計がかかれば。」(村山明調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 スピカシチー?無理っス。以上。

これ以降は2012年3月12日に作成

●パドック

 当日は口取りの権利(おそらくだれも申し込んでいないのでしょう)を持って初めて会う愛馬スピカシチーの応援に行ってきました。

 以下の写真は撮影順です。


これまで7戦するも一度も現地で会ったことがなかったスピカシチーと初対面。



スピカシチーに限らず、今回のメンバーでそれほど凄い馬体と思う馬はいませんでした。



2番人気のジェンティルドンナ。熱発明けでした。



3番人気の小倉2歳S優勝のエピセアローム。



2歳女王で断トツの1番人気のジョワドヴィーヴル。私にはこの馬が良く見えませんでした。もっと迫力のある”いかつい”馬かと思っていました。さほどの筋肉もありませんし、小柄なので余計に華奢に見えるんでしょうけど。



スピカシチーも未勝利クラスの馬という馬体でした。今後の成長に期待ですね。



スピカシチーと同じアドマイヤムーンを父に持つウイングザムーン。名前でわかりますね(笑)。この馬を含めアドマイヤムーン産駒は3頭出走でした。



腹回りが寂しく見えるスピカシチー。もっとも、万全でも勝てないですけどね(笑)。



とまーれーのあと。村山明調教師登場。



スピカシチーの左トモに重大な問題を発見!!



期待の大きい馬だっただけに涙が止まらない村山明調教師。



国分優作騎手登場。



この日もほとんどのレースで人気以上に騎乗馬を持ってきた乗れている騎手・国分優作。



重賞騎乗ということで思わずニヤけてしまう国分優作騎手と全く走る気のない表情のスピカシチー。



結局11着でしたが、14番人気でしたから、人気よりは上の着に持ってきてくれました。正直、断トツのシンガリかとも思っていただけに嬉しかったですね。



断トツの1番人気ジョワドと今やリーディングトップジョッキー福永祐一騎手。



良い子良い子する四位洋文騎手。



佐藤哲三騎乗予定も落馬負傷により代打騎乗の小坂忠士騎手。



これから牝馬界を背負って行くであろうスピカシチーとジョワドヴィーヴルの貴重なツーショット。



やたら笑顔の国分優作騎手。手応えを感じているのか。



逆に神妙な面持ちの福永祐一騎手。



私は思ったよりもジョワドは成長していなかった気がしました。

●レース 

 スピカシチーはスタートで一完歩負け、二の脚も遅く11番手で進めます。案外手応えも良くもしかすると(出走奨励金くらいは・・・という意味で、決して勝てるとか桜花賞の権利が獲れるといった意味ではない)思わせますが、勝負所ではもうついて行けず、4角も距離ロスを防ぎ最内を回って来ますが流れ込んだだけ。国分優作騎手のムチの連打が入ります。これだけ本気で走らせたら、そりゃガレるって(笑)。しかし、本気で権利を取りに行ってくれているような騎乗で見ていて気持ちが良かったですね。

 結局11番手で入線。上位との力の差は明白でした。

●時計の評価

 今回のスピカシチーの走破時計1分37秒6良馬場は、阪神芝1600mの3歳オープンクラスのデータが少なく参考にしづらいですが、勝ち馬からは2秒以上離されており、とてもこのクラスで勝ち負けできる時計でないことは安易にわかりますよね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

スピカシチー(11着)

 「道中、かかりそうになったので無理をせずに馬群でなだめていました。徐々にペースが上がり追走で一杯になりましたが、この馬なりに伸びていました」(国分優作騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「今回はメンバーが強化され一杯一杯でしたが、まずまず頑張ってくれました。今後のレースにつなげたいと思います」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が384000円ですから、1口に割りますと650円程度ではないでしょうか。

●今後の展望

 ここらで2か月の休養を挟むことがクラブ公式HPで更新されましたが、まさにそれで良いと思います。少しでも成長を促さないとこれ以上500万クラスでも戦えません。

●最後に

 桜花賞トライアルの大敗でクラシックを諦めた。それで十分じゃないですか。そこから2か月の放牧というのも納得できます。そりゃだれが見てもクラシックは無理だと言うのはわかりますが、フルゲート割れしている重賞レースがあるのなら、とりあえず出走してみることは悪いことだとは思いません。もしかしたらギリギリ3着に引っかかるかも知れませんしネ。

最後までご愛読ありがとうございました

2012年2月16日立ち上げ 26日、29日、3月1日、2日、7日、12日加筆
スピカシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年 2月 7日 第7戦 JRA指定交流 パイナップル賞 名古屋ダート1400m (1着1番人気

2012年 1月 5日 第6戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (6着/10番人気)

2011年11月13日 第5戦 2歳未勝利 京都芝1600m (6着/10番人気)

2011年10月10日 第4戦 2歳未勝利 東京芝1600m (8着/10番人気)

2011年 9月 3日 第3戦 2歳未勝利 小倉芝1800m (11着/11番人気)

2011年 8月14日 第2戦 2歳未勝利 新潟芝1800m (11着/12番人気)

2011年 7月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1400m (7着/11番人気)

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る